旭川医科大学医学部ってどんな大学?
大学公式HP
大学公式ホームページはこちらからご確認いただけます。
キャンパス
旭川医科大学医学部のキャンパスは北海道札幌市にあります。
アクセス
「旭川駅」から旭川電気軌道バスで約35分
旭川医科大学医学部医学科のキャンパスはJR旭川駅から旭川電気軌道バスで約35分という場所にあります。 アクセスがいいとは言えないため、多くの学生がバスを利用しています。 また大学近くに下宿したり、車などを使って通学している学生もいます。
旭川医科大学医学部の入試情報まとめ
概要
旭川医科大学は北海道大学とともに、北海道という広大な土地の医療を担う、国公立大学の医学部です。 近年、面接点の大幅圧縮により学力重視型の入試へと方向性が変わり、今後優秀な学生が多く集まることが予想されます。 また個別試験では受験科目に理科科目がなく、英語と数学でのみの受験となり、特に英語で差のつきやすい問題となっています。
配点
英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 社会 | 面接 | 合計 | |
共通テスト | 100 | 100 | 200 | 100 | 50 | ー | 550 |
個別学力試験 | 150 | 150 | ー | ー | ー | 50 | 350 |
合計配点 | 250 | 250 | 200 | 100 | 50 | 50 | 900 |
二次試験の配点が約40%であり、共通テストでの得点が大きく影響するため、共通テスト対策はしっかり行いましょう。 個別試験も筆記試験は英語と数学の2科目だけであり、また面接点の割合も少ないため英数の実力が直接合否に影響します。
合格最低点
入学年度 | 合格最低点 | 最低得点率 | 平均点 | 満点 |
2024 | 611.8 | 68.0% | 635.9 | 900 |
2023 | 626.8 | 69.6% | 652.2 | 900 |
2022 | 591.3 | 65.7% | 612.7 | 900 |
2021 | 653.8 | 72.6% | 676.6 | 900 |
2020 | 644.6 | 71.6% | 764.5 | 900 |
合格最低点は600点から650点の間を推移しています。 過去問を解く際には650点を合格最低点と意識して取り組むと良いと思われます。
倍率
入学年度 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 |
2024 | 5.6 | 40 | 225 |
2023 | 6.7 | 40 | 266 |
2022 | 4.5 | 40 | 178 |
2021 | 7.0 | 40 | 279 |
2020 | 7.0 | 40 | 279 |
倍率は例年5倍の前後を推移しています。 国公立大学医学部の倍率としては平均的〜やや高めです。
その他
偏差値:62.5
共通テスト得点率:80%
共通テスト最低点:73.5%
個別学力試験最低点:52.1%
再受験寛容度:普通
旭川医科大学医学部の傾向と対策
【英語】
■ 概要
旭川医科大学の英語試験は、大問3題(長文読解2題、自由英作文1題)で構成される試験です。長文問題は語彙や内容が標準的ですが、記述量が多い点が特徴です。自由英作文は150–180語程度で、医学部特有のテーマが含まれることがあります。限られた時間内で正確に解答するための対策が重要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。長文読解では日本語や英語で内容を説明する問題が出題され、特に要約力や正確な文法力が求められます。自由英作文は、指定されたテーマに基づき、論理的で簡潔な文章を作成する必要があります。
■ 大問数・構成:大問3題
・大問1: 長文読解(日本語での内容説明が中心)
・大問2: 長文読解(英語での内容説明と正誤判定問題)
・大問3: 自由英作文(150–180語程度)
長文読解問題では、内容を的確に把握し、要約する能力が問われます。自由英作文は、比較的書きやすいテーマが多いですが、時間内に書き上げるスピードが求められます。
■ 難易度:標準
全体的な難易度は標準的です。ただし、記述量が多いため、読解力や記述力に加えて時間配分のスキルも必要です。特に長文読解は内容説明や正誤判定問題が得点源となるため、これらを確実に得点することが重要です。
■ 試験時間:90分(短め)
試験時間は90分で、問題の分量に対して短いと感じる受験生が多いです。長文読解2題に各35分、自由英作文に20分を配分するのが目安です。時間内に全ての問題に着手できるよう、過去問演習で時間配分を確認しておくことが大切です。
■ 頻出分野:医学部固有テーマ
医学部特有のテーマが頻出します。特に、科学的・社会的な内容が含まれる長文がよく出題されます。医学英語に慣れておくことが有利になります。また、長文読解では内容を要約する力が必要とされます。
■ 対策方法
旭川医科大学の英語試験を攻略するためには、次の対策を進めましょう。
長文読解の対策: 過去問や参考書を活用し、標準的な長文問題を素早く読み解く練習を積む。日本語での要約練習を行い、内容を正確に把握する力を養う。正誤判定問題では、文法ミスを防ぐために英文法の基礎を固める。
自由英作文の対策: さまざまなテーマに対応できるよう、練習問題を通じて表現力を鍛える。指定語数(150–180語)を意識し、時間内に完成させるスピードを身につける。作成した作文は添削を受け、表現の正確性を向上させる。
時間配分の練習: 過去問演習を繰り返し、90分以内に全問を解き切る練習を行う。自分に適した解答順序を確立する。
これらの対策を徹底することで、限られた試験時間内で高得点を狙うことができます。特に記述問題が多いため、解答の正確さとスピードを両立させる練習を重ねましょう。
【数学】
■ 概要
旭川医科大学の数学試験は、大問4題構成で、試験時間は120分です。試験全体の難易度は標準〜やや難であり、計算力や論証力が求められる問題が多く出題されます。問題のボリュームが多めのため、時間配分が合否を分ける重要なポイントになります。頻出分野を押さえた効率的な対策が必要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。各大問は3〜4問の誘導小問から構成され、計算過程や論証を詳細に記述することが求められます。特に、答えだけでなく導出過程を正確に記述する力が重要です。
■ 大問数・構成:大問4題
大問は4題構成です。
・大問1: 数列の極限
・大問2: 数Ⅲ微積分
・大問3: 確率
・大問4: 複素数
これらの分野が中心となり、他にも図形問題や整数問題が加わることがあります。小問誘導を丁寧に追うことで解答に至る流れをつかみやすいですが、計算量が多いためスピードも必要です。
■ 難易度:標準〜やや難
全体の難易度は標準〜やや難です。標準的な問題から始まり、後半の小問や一部の大問では高度な論証力を必要とする問題が含まれています。計算量が多い問題もあるため、基礎的な計算力の習得が重要です。
■ 試験時間:120分(やや短め)
試験時間は120分で、各大問に約30分が割り当てられます。しかし、計算量や作業量が多いため、時間内に全問を解き切るのは容易ではありません。優先順位をつけて解答し、確実に得点できる問題を完答する戦略が求められます。
■ 頻出分野:極限、微積、確率
・数列の極限: 毎年のように出題される分野で、特に極限の計算が重要です。
・数Ⅲ微積分: 図形的な考察を伴う問題が多く、グラフの描画や不等式の証明が頻出です。
・確率: 場合の数や確率分布に関する問題が多いです。複素数: 複素数平面を用いた図形問題や、方程式の解に関する問題が中心です。
これらの分野は重点的に対策を進める必要があります。
■ 対策方法
標準問題の解法を習得する: 標準的な問題集を使用し、解法パターンをインプットする。特に、数列の極限や微積分の基本的な計算手法を確実に身につける。
計算力と論証力を鍛える: 煩雑な計算を最後まで正確に行う練習を積む。記述問題では筋道だった論証を行い、減点を防ぐ。
過去問演習で時間配分を確認する: 120分以内に全問を解くための時間配分を身につける。難問は後回しにし、解ける問題から優先的に取り組む。
頻出分野を重点的に対策する: 数列の極限や微積分を中心に、確率や複素数の演習を繰り返す。分野ごとの基礎力を固めた上で、融合問題にも対応できる応用力を養成する。
これらの対策を徹底することで、試験時間内に効率よく得点を伸ばすことが可能になります。過去問や類似問題で実戦経験を積み、本番に備えましょう。
【面接】
■ 試験時間:個人面接:10分 集団面接:20〜30分
旭川医科大学医学部の面接試験では、個人面接と集団面接の両方が行われます。 試験時間は個人面接が10分、集団面接が30分程度と比較的長い、面接試験です。
■ 面接人数:<個人面接>:受験生1人 ー 面接官3人 <集団面接>:受験生6〜8人 ー 面接官3人
個人面接は受験生1人に対して面接官3人というオーソドックスな形式です。 集団面接では受験生が6〜8人、面接官が3人のグループに分かれて、グループ討論が行われます。
■ 面接形式:個人面接、集団討論
個人面接と集団面接の両方が行われます。 個人面接はよくあるオーソドックスな形式です。 集団面接は、グループで1つのテーマについて議論を行う、集団討論型の面接試験です。 最初の1分ほどでテーマについて理解し、25分程度のディスカッションの時間があります。 席は輪ではなく横並びなので、他の人の顔や様子はあまりわかりません。 また、面接官は見ているだけで討議に加わることは基本的にありません。
■ 頻出質問
- なぜ医師になりたいのか
- 自分が医師に向いている点と向いてない点はどこか
- なぜ旭川医科大学を志望したのか
- 最近気になった医療ニュースは何か
- 地域医療についての考え なぜ生物ではなく化学や物理を選択したか
- 他の大学との併願状況 得意科目を医者に行かせるか
- 自己アピールを3分
- 世界と日本の医療の違いは何か
- 大学とは何だと思うか 大学に求めるものは何か
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