新潟大学医学部ってどんな大学?
大学公式HP
大学公式ホームページはこちらからご確認いただけます。
キャンパス
新潟大学医学部のキャンパスは新潟県新潟市にあります。
アクセス
「新潟」駅からバスで20分
新潟大学医学部医学科のキャンパスはJR「新潟」駅からバスで20分ほどの場所にあります。 またキャンパス周辺にはコンビニなども多く、一人暮らしをしている学生も多いようです。
新潟大学医学部の入試情報まとめ
概要
新潟県にある日本の国立大学です。 旧帝大医学部に次ぐ、長い歴史を持つ大学です。
配点
英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 社会 | 面接 | 合計 | |
共通テスト | 200 | 200 | 200 | 100 | 50 | ー | 750 |
個別学力試験 | 400 | 400 | 400 | ー | ー | ○ | 1200 |
合計配点 | 600 | 600 | 600 | 100 | 50 | ー | 1950 |
二次試験の配点が約60%であり、やや二次型です。 また面接試験には配点こそないものの、実施されるためしっかり対策することが必要です。
合格最低点
入学年度 | 合格最低点 | 最低得点率 | 平均点 | 満点 |
2024 | 751 | 62.6% | 828 | 1200 |
2023 | 662 | 55.2% | 753 | 1200 |
2022 | 662 | 55.2% | 763 | 1200 |
2021 | 730 | 60.8% | 831 | 1200 |
2020 | ー | ー | 770 | 1200 |
合格最低点は例年55-60%となっています。 目安として60%を目標として過去問等に取り組むといいでしょう。
倍率
入学年度 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 |
2024 | 4.6 | 80 | 367 |
2023 | 4.3 | 80 | 344 |
2022 | 4.3 | 80 | 347 |
2021 | 3.8 | 80 | 307 |
2020 | 4.3 | 80 | 344 |
倍率は例年4倍の前後を推移しています。 国公立大学医学部の倍率としては平均的です。
その他
偏差値:67
共通テスト最低点:74.4%
個別学力試験最低点:62.6%
再受験寛容度:寛容
新潟大学医学部の傾向と対策
【英語】
■ 概要
新潟大学医学部の英語試験は、長文問題2題と英作文問題1題で構成されています。試験全体の難易度は比較的平易であり、時間配分にも余裕がありますが、採点基準が厳しく、特に記述力が求められます。特に自由英作文においては、さまざまなテーマに対応するための準備が重要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。長文読解問題ではライン抜き出しや和訳、内容説明が中心で、選択肢形式の問題は出題されません。英作文は短文の和文英訳と自由英作文が出題され、自由英作文では論理的かつ説得力のある文章を書く能力が必要とされます。
■ 大問数・構成:大問3題
大問は3題で構成されています。
・長文読解:2題
・英作文:1題(短文の和文英訳と自由英作文を含む)
■ 難易度:やや易〜標準
試験問題自体の難易度は平易から標準的ですが、採点基準が厳格なため、記述の正確性が求められます。長文読解では精読力が重要で、自由英作文では馴染みのないテーマにも対応できる論述力が必要です。
■ 試験時間:90分(やや長め)
試験時間は90分です。問題の難易度が高くないため、時間配分に余裕があります。ただし、英作文においては思考力が求められるため、長文読解で時間を使いすぎないようにすることが重要です。
■ 頻出分野:科学系、人文学系
特に医学部に特化したテーマは見られませんが、科学系や人文学的な内容の長文が多く出題される傾向にあります。幅広い分野の文章に慣れておくことが重要です。
■ 対策方法
共通テストレベルの対策をベースにして取り組むことで十分対応可能です。ただし、細かな間違いでも減点される可能性があるため、信頼できる指導者による添削指導を受け、正確な記述ができるよう訓練しましょう。特に和訳の表現力を高めるための練習が有効です。
【数学】
■ 概要
新潟大学医学部の数学の試験は、大問4問構成で、90分の制限時間内に解く試験です。問題の難易度は標準からやや難の問題が中心で、地方国公立大学や下位旧帝大レベルの問題演習を行うことで得点力を高めることが期待できます。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。各大問は小問から構成されており、論理的な記述や解答過程をしっかり示す必要があります。計算の正確さだけでなく、論理的な説明が求められるため、丁寧な答案作成が重要です。
■ 大問数・構成:大問4題
大問は4問構成です。他学部共通の問題が出題され、その中から医学部用に指定された4問を解く形式です。一部に医学部固有の問題が含まれることもあり、これらは他の問題よりやや難易度が高い傾向があります。小問の誘導に従いながら、効率よく解答を進めることが求められます。
■ 難易度:標準〜やや難
問題の難易度は標準的なものからやや難しいものまで幅広く、近年では全体的に難化傾向が見られます。証明問題や図示問題など記述量の多い問題が多く、特に数IIIの計算量が多い点が特徴です。数学が得意な受験生であれば70%以上の得点を目指し、苦手な場合でも部分点を積み重ねる戦略が必要です。
■ 試験時間:90分(適正)
試験時間は90分で、大問1問あたり約20〜25分を目安に解答を進める必要があります。時間配分を誤ると標準的な問題でも失点につながる可能性があるため、過去問演習を通じて効率的に解答を進める練習をしておきましょう。見直しの時間はほとんど取れないため、一度で正確に解答を仕上げる習慣を身につけることが重要です。
■ 頻出分野:微積、場合の数、確率、数列、ベクトル、複素数平面
頻出分野としては、数IIIの微積分、場合の数・確率、数列、ベクトル、複素数平面などが挙げられます。特に微積分や極限の分野は毎年出題されるため、重点的に対策を行う必要があります。これらの分野をしっかり理解し、複数分野にまたがる融合問題にも対応できる力を養いましょう。
■ 対策方法
新潟大学医学部の数学を攻略するには、地方国公立大学や下位旧帝大レベルのやや難易度の高い問題を中心に、思考力や論証力を養うトレーニングを行うことが重要です。具体的には、典型的な問題を網羅的に学べる問題集を使い、解法を確実にインプットすることから始めましょう。その後、過去問や応用問題を用いてアウトプットを繰り返し、時間内に正確に解答を仕上げる練習を積み重ねてください。また、試験中に適切な取捨選択を行えるよう、問題の難易度を見極める力も鍛えておきましょう。
【化学】
■ 概要
新潟大学医学部の化学の試験は、大問4問構成で、理論、無機、有機、高分子の各分野から出題されます。特に高分子分野は毎年出題されるため、重点的な対策が必要です。また、理論化学の基礎部分からの出題頻度も高いため、幅広い範囲での学習が求められます。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式が中心です。計算過程や理由説明を記述する問題が含まれ、単なる選択肢問題ではなく、深い理解が必要です。解答の際には正確な用語の使用や計算ミスを避けることが重要です。
■ 大問数・構成:大問4題
試験は大問4問で構成されています。
・理論化学:1問
・有機化学:1問
・高分子化学:1問
・その他(無機化学または理論化学):1問
各大問は複数の小問で構成され、分量が多めですが、難易度に幅があります。
■ 難易度:標準
問題の難易度は標準的ですが、一部に難しい問題が含まれます。計算問題や論述問題では差がつきやすいため、しっかりと対策を行うことが求められます。また、誘導の少ない問題も出題されることがあるため、自力で解法を導き出す力が重要です。
■ 試験時間:180分(理科2科目)(やや長め)
理科2科目で180分が与えられており、1科目あたり90分程度となります。時間配分を意識して解答を進める必要がありますが、適切に対応すれば時間が余ることもあります。焦らず落ち着いて取り組むことが大切です。
■ 頻出分野:高分子化学、理論化学
・高分子化学:毎年出題されるため、特に重点的な対策が必要です。
・理論化学の基礎分野(原子構造、化学結合など):他大学と比較して出題頻度が高い傾向があります。
・その他:無機化学や有機化学の融合問題も出題されるため、幅広い分野を網羅する必要があります。
■ 対策方法
標準的な問題集(例:重要問題集)を繰り返し解き、基礎力を固めることが重要です。その上で、高分子化学に関しては、新演習などの高度な問題集を利用して追加対策を行いましょう。また、理論化学の基礎分野や資料集の内容も日常的に確認し、知識の定着を図ると良いです。過去問を活用し、時間配分を意識した演習を積むことも重要です。
【物理】
■ 概要
新潟大学医学部の物理試験は、大問3問構成で、力学、電磁気、熱と波動が頻出するのが特徴です。難易度はやや易しいから標準レベルで、典型的な問題を丁寧に解く力が求められます。原子分野はほとんど出題されないため、優先度は低めです。全体として、効率的な学習で高得点を目指すことが重要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。問題文中の空欄を埋める形式の問題が多く、年度によっては論述問題やグラフを描く問題が含まれることもあります。そのため、正確な解法を身に付け、記述に慣れておくことが求められます。
■ 大問数・構成:大問3題
大問は3問で、力学、電磁気、熱と波動がそれぞれ出題される傾向があります。熱と波動が1問にまとめられる場合もあります。原子分野の出題頻度は極めて低く、この分野を後回しにしても大きな影響はありません。
■ 難易度:標準
難易度は標準レベルで、基礎的な問題が中心です。特に難問は出題されず、正確さとスピードが重視されます。他の受験生と差をつけにくい問題構成のため、ケアレスミスを防ぐことが得点の鍵となります。
■ 試験時間:180分(理科2科目)(やや長め)
試験時間は理科2科目で180分と十分に長く、物理には90分を割けます。問題文の量や内容に対して時間は余裕があり、じっくり取り組むことが可能です。時間が余った場合は計算ミスの確認に時間を使うことをおすすめします。
■ 頻出分野:力学、電磁気、熱、波動
頻出分野は力学、電磁気、熱、波動の4分野です。これらの基本的なテーマについて、標準的な問題集を活用して抜け漏れのない学習を心がけましょう。原子分野はほとんど出題されないため、優先度は低めです。
■ 対策方法
標準的な問題集を1冊丁寧に仕上げることが対策の基本です。解法を暗記するだけでなく、各問題の背後にある物理的な考え方をしっかり理解するように努めましょう。また、過去問を使って出題傾向を把握し、時間配分を意識した演習を行うことが重要です。特に記述形式の練習を繰り返し行い、正確な解答を素早く記述できる力を養いましょう。
【生物】
■ 概要
新潟大学医学部の生物試験は、理科2科目で合計180分の試験時間が与えられ、そのうち生物に割ける時間は約90分とされています。大問は4題で構成され、進化と系統や植物に関する問題が毎年必ず出題される点が特徴です。さらに、分子生物学や体内環境も頻出分野となっています。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式が中心です。用語を問う問題や記述問題が多く、実験考察や図表の読み取りを含む問題も出題されます。記述量が多いため、文章構成力を養う学習が必要です。
■ 大問数・構成:大問4題
試験は大問4題で構成されます。「進化と系統」の出題は必須で、この分野はしっかりとした対策が求められます。その他、「植物」、「分子生物学」、「体内環境」が頻出分野として挙げられ、また「遺伝」に関する問題も出題頻度が高いです。幅広い範囲をカバーした学習が必要です。
■ 難易度:やや易〜標準
問題の難易度は基本から標準レベルが中心です。ただし、記述問題では文章の構成や考察力が求められるため、難易度が高く感じる場合もあります。一部では細かい知識を問う正誤問題や計算問題が含まれるため、基礎的な知識を確実に身につけることが重要です。
■ 試験時間:180分(理科2科目)(適正)
理科2科目で合計180分の試験時間が設けられていますが、生物に割ける時間は90分程度です。この時間内で十分に解答することは可能ですが、記述問題や計算問題への対応力を高めることで、時間内に効率よく解答する練習を積む必要があります。
■ 頻出分野:進化と系統、遺伝、植物
「進化と系統」、「遺伝情報」、「植物の反応」が特に重要な分野です。これらの分野は記述問題や計算問題が含まれる場合が多いため、資料を正確に読み解く力や基礎的な知識の定着が求められます。十分な準備を行い、幅広い範囲を学習しましょう。
■ 対策方法
新潟大学の生物試験対策には、充実した準備とバランスの良い学習が求められます。「大森徹の最強問題集」や「記述・論述問題の完全対策」などの参考書を活用しましょう。典型的な問題を重視し、時間配分を意識した演習を繰り返すことが重要です。また、過去問を用いた練習や、学校や塾の先生に添削を依頼することも効果的です。
【面接】
■ 試験時間:10分
新潟大学医学部の面接試験では、約10分の個人面接が行われます。
■ 面接人数:受験生1人 ー 面接官3人
受験生1人に対して面接官3人で個人面接が行われます。
■ 面接形式:個人面接
個人面接が行われます。 面接官3人に対して受験生1人の対面形式で、オーソドックスなタイプです。 自分の面接の順番が来るまで控え室で待つことになります。
■ 頻出質問
- 新潟大学を選んだ理由は
- 医師を目指した動機は
- 新潟県にどういう印象を持ったか
- 将来どんな医師になりたいか
- 卒業後は地元で働きたいか
- 高校時代の部活動について
- 部活動やサークルに参加する気はあるか
- 地域医療についてどう思うか
- あなたの出身地はどんな場所か
- あなたの長所と短所について
- 何か資格を持っているか
- 医療現場を体験したことはあるか
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