富山大学医学部ってどんな大学?
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キャンパス
富山大学医学部のキャンパスは富山県富山市にあります。
アクセス
「富山」駅からバスで30分
富山大学医学部医学科のキャンパスはJR「富山」駅からバスで30分ほどの場所にあります。 またキャンパス周辺で一人暮らしをしている学生も多いようです。
富山大学医学部の入試情報まとめ
概要
富山県にある日本の国立大学です。 富山医科薬科大学が起源であり、薬学部との連携が強いです。
配点
英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 社会 | 面接 | 合計 | |
共通テスト | 200 | 200 | 200 | 200 | 100 | ー | 900 |
個別学力試験 | 200 | 200 | 200 | ー | ー | 100 | 700 |
合計配点 | 400 | 400 | 400 | 200 | 100 | 100 | 1600 |
二次試験の配点が約45%であり、やや一次重視方です。 共通テストで高得点を求められます。 また面接試験にも配点が100点あり、しっかり対策していくことが大切です。
合格最低点
入学年度 | 合格最低点 | 最低得点率 | 平均点 | 満点 |
2024 | 1081.3 | 68% | 1146.0 | 1600 |
2023 | 1117.9 | 70% | 1164.1 | 1600 |
2022 | 1033.6 | 65% | 1111.5 | 1600 |
2021 | 1095.1 | 68% | 1160.0 | 1600 |
2020 | 1246.1 | 78% | 1307.4 | 1600 |
合格最低点は例年70%前後となっています。 目安として70%を目標として過去問等に取り組むといいでしょう。
倍率
入学年度 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 |
2024 | 3.2 | 70 | 222 |
2023 | 6.0 | 70 | 421 |
2022 | 3.1 | 70 | 218 |
2021 | 3.6 | 60 | 214 |
2020 | 4.1 | 60 | 244 |
倍率は例年4倍の前後を推移しています。 国公立大学医学部の倍率としては平均的です。
その他
偏差値:65.8
共通テスト最低点:75.5%
個別学力試験最低点:53.2%
再受験寛容度:寛容
富山大学医学部の傾向と対策
【英語】
■ 概要
富山大学医学部の英語試験は、長文問題2問と自由英作文1問で構成されています。試験時間は90分で、長文の読解量と自由英作文の分量が多いため、時間配分が非常に重要です。特に自由英作文は250語とボリュームが大きく、早い段階から練習を始めることが求められます。
■ 解答形式:記述式
試験全体が記述形式の問題構成となっています。長文問題では、内容理解や要約、並び替え問題などが出題されます。また、自由英作文は自由度の高いテーマで、長文内の情報をもとに執筆する形式が含まれることもあります。
■ 大問数・構成:大問3題
大問は長文問題2問と自由英作文1問で構成されています。長文問題では、内容一致問題や語形変化、空所補充など、構文力を問う問題が出題されます。自由英作文は250語と分量が大きく、読解力と要約力、そして素早く書く力が求められます。
■ 難易度:標準
標準的な問題と難問が混在しています。長文は標準的な構文ですが、内容が生物学や医学に関連することが多く、専門的な背景知識がないと理解に時間がかかる場合があります。自由英作文は、分量が多い上に、読解力と速記力の両方を要求されるため、対策が不可欠です。
■ 試験時間:90分(やや短め)
90分は読解量と自由英作文を考えるとやや短めです。特に250語の自由英作文は35分以内で仕上げる練習が必要です。
■ 頻出分野:医学テーマ
医学に関連するテーマが多く出題されます。例えば、老化や病気の治療に関する記事や、生物学的な話題が頻出です。ただし、記事内容の語注がすべて英語で記載されているため、迅速に理解できるようにしておくことが重要です。
■ 対策方法
富山大学医学部の英語試験に対応するためには、以下の実践を行いましょう。
自由英作文の練習と改善:250語のボリュームに慣れるために、早い段階から自由英作文の練習を開始します。「自由なテーマ」を自分で選び、150語から300語に増やした問題で練習しましょう。可能であれば添削指導を受けながら、文章を改善していくことが重要です。
長文の読解速度の向上:長文の読解量が多いため、速読力を高める練習を行います。医学関連の記事や「Nature」などの科学雑誌に挑戦し、読解に慣れることが効果的です。
時間配分の練習:90分の試験時間内で問題を解き切るスキルを養うため、過去問を時間制限付きで解く習慣をつけましょう。
上記の対策を続けることで、富山大学医学部の英語試験での完成度を大きく向上させることが可能です。
【数学】
■ 概要
富山大学医学部の数学試験は、大問4題構成で、制限時間は120分です。試験全体の難易度は標準的な問題が多く、後半に進むほど思考力を問う問題が増えていきます。試験時間には比較的余裕があり、じっくりと問題に取り組むことができるため、計画的な時間配分が重要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。各大問は複数の誘導小問で構成されており、解答過程の記述が求められます。誘導の意味を理解し、それに沿って解答を進める力が重要です。
■ 大問数・構成:大問4題
試験は大問4題で構成されています。各大問は誘導小問から成り立っており、前半は比較的簡単な問題が多いですが、後半に進むほど難易度が上がります。思考力を問う問題が中心で、丁寧な解法が求められます。
■ 難易度:標準〜やや難
全体的に標準的な問題が多い中で、試験の後半には思考力が必要な問題が増えるため、難易度は「標準〜やや難しい」と言えます。誘導に気付けるかどうかが得点のカギとなり、計算ミスを防ぎながら確実に得点することが重要です。
■ 試験時間:120分(適正)
120分の制限時間は試験全体の分量に対して適切です。各大問をじっくり解き進める時間が確保でき、見直しの時間も取れるでしょう。特に前半のやや簡単な問題は、確実に正解するよう心がけてください。
■ 頻出分野:式と証明、微積、整数
・式と証明
・微積分
・整数の性質
これらが高い確率で出題されています。微積分に関する問題は特に重要です。また、複数の分野を組み合わせた問題が出題されることもあるため、幅広い分野への対応力が求められます。
■ 対策方法
基礎力の養成:チャート式などの網羅系問題集を活用し、基礎的な解法をしっかり学びましょう。基礎を固めた上で、関西専修大学や下位旧帝大レベルの問題集を用いて実践的な演習を行います。
試験前のアウトプット練習:誘導小問が多い試験のため、誘導の意図を考えながら解く練習が重要です。実際の過去問や問題集を使い、誘導を意識して解答を導き出す練習を重ねましょう。また、自分で問題を作成し、誘導を設定する練習も有効です。
演習量の確保:問題集を繰り返し解き切ることで自信をつけるとともに、問題の解法の論理をしっかり理解しましょう。各レベルの問題をバランスよく取り入れ、試験構成に合わせた演習を重ねてください。
【化学】
■ 概要
大問4問構成で、理論、2問、有機、1問、高分子、1問が出題されます。全学部共通問題で、難易度は標準的ですが、やや難しい問題を解くことが合格のキーとなります。
■ 解答形式:記述式
記述式と選択式が出題されます。記述形式では実験考察や論述問題が記述され、特に高分子に関する問題は詳しい知識を要します。
■ 大問数・構成:大問4題
大問は4題構成で、内訳は次の通りです。
・理論: 2問
・有機: 1問
・高分子: 1問
無機は理論の問題に組み込まれる事が多く、実験や計算問題も出題されることが一般的です。
■ 難易度:標準〜やや難
問題は標準的な問題が中心ですが、やや難しい問題も含まれます。特に理論の計算問題や高分子に関する論述問題が難易度を高めています。標準問題を確実に解き、やや難しい問題をしっかり解けるようにしましょう。
■ 試験時間:180分(理科2科目)(やや長め)
理科2科目で180分とゆとりがありますが、問題量が多く、解決に時間がかかる問題も含まれています。しっかり時間配分を考え、優先順位をつけて解くことが重要です。
■ 頻出分野:理論化学、有機化学、高分子化学
理論、2問、有機、1問、高分子、1問が出題されるのが一般的です。特に高分子に関する問題は詳しい知識が必要で、予習を入心に行いましょう。無機は理論の問題の一部として出題されることが多いです。
■ 対策方法
基本知識の記憶:「重要問題集」や「化学の新演習」の標準問題を使い、理論、有機、高分子の基本知識をしっかり記憶しましょう。実験考察や計算問題に関連する問題に慣れることも重要です。
問題解決能力の練習:過去問や標準問題を使い、時間を意識した問題解決能力を養いましょう。特に、計算や論述問題の次に移るときに優先順位を付けて解く習慣をつけることが重要です。
論述問題の実試練習:特に高分子に関する論述問題の訓練には時間を割きましょう。小規模な論述を書く習慣を仕上げると、本番でも落ち着いて対応できます。
【物理】
■ 概要
富山大学医学部の物理試験は、大問3問構成で出題され、力学、電磁気、熱力学または波動の分野から出題されます。問題は標準レベルで、融合問題が出題されることもあります。試験時間にゆとりがあり、落ち着いて解くことが重要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は主に記述式です。問題文にある空欄を埋める穴埋め形式の問題が多いですが、年によっては論述問題や描図問題が出題されることもあります。そのため、柔軟に対応できる準備が必要です。
■ 大問数・構成:大問3題
大問は3問で構成されます。第1問が力学、第2問が電磁気、第3問が熱力学または波動の問題となっています。原子の出題頻度は低く、2022年には後期日程で他学部からの出題が一度だけ確認されています。記述式や空欄補充形式の問題が中心です。
■ 難易度:標準
問題全体の難易度は標準的です。ただし、後半の問題には難しいものが含まれる場合があります。融合問題や論述問題では、複数のテーマを組み合わせて考察する力が求められます。また、文字式を用いた計算問題や図表を用いる問題も出題されるため、総合的な理解力が必要です。
■ 試験時間:180分(理科2科目)(やや長め)
試験時間は理科2科目合わせて180分です。そのうち、物理には90分を割けるため、問題の分量に対して十分な時間が確保されています。解答後に見直しの時間をしっかり確保し、計算ミスを減らすことが高得点への鍵となります。
■ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動
頻出分野は力学、電磁気、熱力学、波動です。原子分野の出題頻度は低いため、対策の優先順位は低めです。標準レベルからやや発展的な問題まで出題されるため、基礎を確実に固めることが重要です。
■ 対策方法
富山大学医学部の物理試験対策には、『重要問題集』や『名門の森』といった標準的な問題集を周回することが有効です。これらを通じて基礎力を確実に身につけましょう。余裕があれば難易度の高い問題集にも挑戦してください。また、過去問演習を通じて、時間配分を意識した練習を重ねることが重要です。特に、計算ミスを減らすための見直しを徹底しましょう。
【生物】
■ 概要
富山大学医学部の生物試験は、大問5題構成の試験です。理科2科目を180分で解答する形式で、生物には平均して約90分を割けます。問題は「知識問題」と「考察問題」がバランス良く出題され、幅広い分野が対象です。知識問題では細かい内容が問われる傾向があり、考察問題は典型的な問題が中心です。
■ 解答形式:記述式
試験の解答形式は「記述式」です。各大問に記述問題や論述問題が含まれており、教科書レベルの知識に加え、高度な解釈力や分析力が求められます。論述問題は10〜120字程度のものが多く、効率的に要点をまとめる力が重要です。
■ 大問数・構成:大問5題
試験は大問5題で構成されています。出題内容は「知識問題」と「考察問題」の割合が均等で、特定の分野に偏らず、幅広い知識が必要です。また、複数の分野を融合させた問題も含まれるため、生物全体を網羅的に理解することが求められます。
■ 難易度:標準〜やや難
難易度は標準レベルからやや難しいレベルです。知識問題では細かい内容が問われるため、曖昧な理解では対応できません。考察問題は「大森徹の最強問題集」や「基礎問題精講」に掲載されるような典型問題が多く、難問は少なめです。論述問題の出来が得点に大きく影響します。
■ 試験時間:180分(理科2科目)(やや長め)
試験時間は約90分(生物に割ける時間)です。時間配分は十分にありますが、難問に時間をかけすぎないように注意が必要です。効率的に解答を進め、余裕があれば見直しを行いましょう。
■ 頻出分野:細胞・代謝、遺伝、生殖・発生、恒常性、反応・行動、環境応答
出題範囲は広く、特定の分野に偏りがほとんどありません。複数の分野を融合させた問題が出題されるため、全範囲をまんべんなく学習することが重要です。
■ 対策方法
効果的な問題集の活用:「大森徹の最強問題集」や「基礎問題精講」を活用して、典型的な問題を正確に解ける力を養いましょう。また、論述問題対策として「生物 記述論述問題の完全対策」も有用です。これらの問題集を使って、問題で求められる要点を的確に把握し、適切に回答する練習を積むことが大切です。
過去問演習の徹底:過去問を活用し、時間配分を意識した演習を繰り返しましょう。特に難問や論述問題に時間をかけすぎないようにし、実際の試験で効率的に解答する能力を身につけることが重要です。
【面接】
■ 試験時間:40分
富山大学医学部の面接試験では、約40分の集団面接が行われます。
■ 面接人数:受験生4人 ー 面接官3人
受験生4人に対して面接官3人で集団面接が行われます。
■ 面接形式:集団面接
前半では一般的な個人に関する質問が順番にされていきます。 後半ではグループ討論が行われます。 個人面接と集団面接両方の対策が必要です。
■ 頻出質問
- 自己紹介をしてください
- 医学部を志望する動機は
- なぜ富山大学なのか
- 部活動に参加したいか
- ボランティアをしたことはあるか
- 高齢化社会についてどう思うか
- 地域医療に貢献したいか
- 日本の保育園事情をどう思うか
- 患者との接し方について
- 大学で何を学びたいか
- 医療分野の出来事で気になることは
- 大学生らしさとは何か
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