山形大学医学部ってどんな大学?
大学公式HP
大学公式ホームページはこちらからご確認いただけます。
キャンパス
山形大学医学部のキャンパスは山形県山形市にあります。
アクセス
「山形駅」バス15分
山形大学医学部医学科のキャンパスはJR山形駅からバスで15分という立地にあります。 大学近くで下宿していたり、車やバイク、自転車などの交通手段で通学している学生も多いようです。
山形大学医学部の入試情報まとめ
概要
山形県にある日本の国立大学です。 「メディカルスキルアップラボラトリー」という疑似臨床実習をおこなう国内最大規模の施設があり、充実した学習環境が特徴的です。
配点
英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 社会 | 面接 | 合計 | |
共通テスト | 200 | 200 | 200 | 200 | 100 | ー | 900 |
個別学力試験 | 200 | 200 | 200 | ー | ー | 100 | 700 |
合計配点 | 400 | 400 | 400 | 200 | 100 | 100 | 1600 |
二次試験の配点が約45%であり、一次型です。そのため共通テストで高得点を取れれば、大きなアドバンテージとなります。 また面接にも100点としっかり得点がついており、対策は必須です。 面接で必要以上に失点しないためにもしっかり対策に時間を使うのが良いでしょう。
合格最低点
入学年度 | 合格最低点 | 最低得点率 | 平均点 | 満点 |
2024 | 1232.0 | 77% | 1272.5 | 1600 |
2023 | 1169.5 | 73% | 1234.9 | 1600 |
2022 | 1167 | 73% | 1223 | 1600 |
2021 | 1183 | 74% | 1260 | 1600 |
2020 | 1257 | 79% | 1310 | 1600 |
合格最低点は70-80%程度です。 共通テストの比率が6割程度あるため、共通テストで高得点を取ることができれば、学科試験で少し失点しても大丈夫でしょう。 目安として75%を目標として過去問等に取り組むといいでしょう。
倍率
入学年度 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 |
2024 | 4.8 | 60 | 288 |
2023 | 5.4 | 65 | 338 |
2022 | 5.3 | 73 | 386 |
2021 | 3.3 | 73 | 241 |
2020 | 4.2 | 65 | 270 |
倍率は例年4倍の前後を推移しています。 国公立大学医学部の倍率としては平均的です。
その他
偏差値:65
共通テスト得点率:83%
共通テスト最低点:不明
個別学力試験最低点:不明
再受験寛容度:寛容
山形大学医学部の傾向と対策
【英語】
■ 概要
山形大学医学部の英語試験は、岐阜大学や他学部と共通の問題で構成されています。試験時間は90分、大問数は2問です。問題は長文を中心に構成されており、記述式問題や選択式問題が出題されます。試験の難易度はやや易しめから標準的なレベルで、課題をしっかりとこなせば高度な英語力を要求されることはありません。
■ 解答形式:記述式
解答形式は、記述式が中心です。一部選択式も含まれており、どちらも基本的な問題が中心です。記述式問題には、長文の和訳や内容説明、短文英作文が含まれます。選択式の問題は、長文の内容を理解していれば容易に解けるものとなっています。
■ 大問数・構成:大問2題
大問は全部で2問。長文が中心で、大問の構成は次の通りです。 長文の和訳や内容説明問題: 英文の文章を和訳したり、内容をシンプルに説明する問題です。大きなミスがなければ、高得点が期待できます。短文英作文問題: 40字程度の簡単なテーマに基づいた英作文。英文の文章を読み、内容を抽出して英作文に移行する練習が求められます。
■ 難易度:やや易
問題全体の難易度は、辞書と正確な文法知識があれば解答できるやや易しめのレベルです。なお、和訳や英作文の小さな記述ミスが起きることで差がつきやすくなります。
■ 試験時間:90分(適正)
90分は十分な時間が確保されています。これにより、正確さと効率を重視した学習が重要になります。速読力ではなく、じっくりとミスを減らすことが要になります。
■ 頻出分野:特になし
正確な和訳の訓練、繰り返しの練習がとても重要です。試験問題に取り組みながら、指定の簡単な英作文も相当解きやすい問題になっています。
■ 対策方法
和訳・英作文のパターン習得を高める 長文の正確な解釈力をつけるため、日常的に英文を気に入れて読む習慣をつけましょう。特に、基礎的な文法や語彙を積極的に用いることで難度を下げられます。試験問題の反復解決 実際の試験問題を収集し、適切な部分を反復し、自分の効率を高める。「簡単」と感じる問題でも、小さなケアレスミスが入り込みやすいので警戒を積むこと。精密な注意力を養う 同じ問題でも、少しの記述の違いが大きな差をつける。これを避けるため、実際の試験の異なる問題を通して複数回試すようにしましょう。
【数学】
■ 概要
山形大学医学部の数学試験は、試験時間が120分で大問4問構成です。問題は、他学部共通問題が2問、理学部共通問題が1問、医学部固有問題が1問という構成で、標準的な問題と難問が混在しています。 問題の難易度は、標準的な問題が大半を占めますが、医学部固有問題については難易度が高く、試験対策のバランスが重要になります。目標得点率は75%を目指し、優秀な受験生は85%以上を目標にすると良いでしょう。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。各大問は小問が5–6問に分かれています。誘導が丁寧についているので、それに対応して正確な解答を導き出す能力が問われます。解答過程の記述を重視しながら、正確に思考過程を示すことが求められます。
■ 大問数・構成:大問4題
大問は4問構成です。 他学部共通問題が2問: 標準的な問題で、場合の数や確率、図形関連の問題が主に出題されます。理学部共通問題が1問: 数IIIの微分積分からの典型問題です。医学部固有問題が1問: 複素数平面や式と曲線に関連する難易度の高い問題が出題されることが多いです。この問題は詳細な準備が重要です。
■ 難易度:標準〜やや難
難易度は標準問題と難問が混在した構成です。他学部共通問題は比較的解きやすい問題ですが、医学部固有問題は計算量が多く、十分な時間配分が必要です。誘導に正確に乗り、部分点を確実に取ることが重要です。
■ 試験時間:120分(適正)
試験時間は120分で、問題の分量を考えると適正です。他学部共通問題をスムーズに解答し、医学部固有問題に時間を割く戦略が重要です。各大問について25分ずつ配分した上で、副問の計算まで計画的に進めると良いでしょう。
■ 頻出分野:場合の数、確率、図形、微積
標準問題の中では、場合の数や確率、図形関連の問題が頻出です。数IIIの微分積分も重要な分野です。複素数平面や式と曲線は、医学部固有問題でも出題されるため、特に重点的に対策しておく必要があります。
■ 対策方法
標準的な問題のインプットを徹底:あらゆる分野の典型問題を解答できるようにすることが基礎です。非常に重要な内容なので、問題集を使って繰り返し解決することが最優先です。
複数分野の融合問題に対応できる能力を養う:場合の数と微分など、複数の分野が結合した問題も出題されるため、実際の問題集を使って実践的に練習しておくことが重要です。
複素数平面や式と曲線の難問に慣れておく:医学部固有問題は難易度が高い問題が多いため、難問専用の問題集を使って正確に解釈する能力を養うことが必要です。
【化学】
■ 概要
山形大学医学部の化学試験は、理科2科目を120分で解答する形式で、大問4問構成です。出題内容は、理論化学が2問、無機化学が1問、有機化学が1問という構成が主ですが、時折変則的な構成になることもあります。難易度はやや易しいから標準レベルで、丁寧な練習と演習が必要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式が中心で、一部選択式の問題も含まれます。計算問題や論述問題が多く、図表や実験に基づく誘導問題が出題されるのが特徴です。解答の際には、誘導に正確に従い、何を問われているかをしっかり理解することが重要です。
■ 大問数・構成:大問4題
大問は4問で構成されています。 理論化学が2問: 計算量が多い問題が含まれることが多く、経験を基にした解決力が求められます。無機化学が1問: 基礎知識を問う問題が中心ですが、図表を用いた誘導や計算問題も出題されます。有機化学が1問: 基礎的な問題から始まり、高分子化合物や反応機構を含む問題が出題されることもあります。高度な知識が必要な問題もあるため、対策が重要です。
■ 難易度:やや易〜標準
全体的な難易度はやや易しいから標準レベルですが、計算量が多いため、試験中の計算ミスを防ぐ練習が求められます。思考力とともに、経験を基にした判断力も重要です。
■ 試験時間:120分(理科2科目)(適正)
120分は、大問4問を解答するには適切な時間配分ですが、計算問題が多く、手が止まると大きな失点につながります。そのため、各大問に30分ずつ配分し、十分な見直し時間を確保できるよう、実践的な練習が必要です。
■ 頻出分野:理論化学
理論化学の計算問題が特に頻出です。また、無機化学と有機化学の融合問題や、高分子化合物に関するモデル問題も重要な出題分野となっています。特に高分子化合物に関する問題は、正確な知識が解答の鍵となるため、必ず対策しておきましょう。
■ 対策方法
計算問題の演習を重視する:理論化学の計算問題を中心に、繰り返し練習を行うことで、正確な解答ができるようになります。
図表問題への対応力を養う:無機化学や有機化学の図表問題に取り組むことで、問題内容を的確に理解する力を身につけましょう。
高分子化合物の問題に対応する知識を強化する:高分子化合物に関する問題は、医学部試験において重要な部分です。『重要問題集』などを活用して、しっかりと基礎を固めましょう。
【物理】
■ 概要
山形大学医学部の物理試験は、理科2科目を120分で解答する形式で、大問3問構成です。出題内容は、力学が1問、電磁気が1問、波動または熱力学が1問という構成で、原子分野からの出題はほとんどありません。 難易度はやや易しいから標準レベルで、典型問題が中心です。ただし、問題量が多く、限られた時間で正確に解答するスピードが求められる試験となっています。すべての問題に取り組み、高得点を目指すことが重要です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式が中心で、図表作成や論述問題も含まれます。計算の根拠や法則を明確に記述することが求められ、記述が不十分だと減点される可能性があります。そのため、正確な記述力を養うことが重要です。
■ 大問数・構成:大問3題
大問は3問で構成されています。
力学: 典型問題が出題され、問題の解決には精密な計算力が求められます。
電磁気: 電場や電流に関する問題が出題されることが多いです。
波動または熱力学: 波動や熱力学の問題は、具体的な解決を必要とするものの、基礎的な知識で十分対応可能な問題が多いです。
■ 難易度:やや易〜標準
問題の難易度はやや易しいから標準レベルですが、問題量が多く、限られた時間内で効率的に解答する力が求められます。典型的なテーマが多いため、過去問を解く練習が有効です。
■ 試験時間:120分(理科2科目)(適正)
120分は大問3問の分量を考えれば適切ですが、時間内に問題をすべて解答するためには事前に時間配分の練習が必要です。各問題ごとに20分を目安に配分し、解答中につまずいた場合は一旦飛ばしてから戻る戦略も重要です。
■ 頻出分野:力学、電磁気
力学と電磁気は頻出分野です。また、波動や熱力学の問題も重要な学習内容となっています。特に熱力学の問題は、実験データを活用して問題を解決する力を養う必要があります。
■ 対策方法
大問ごとの時間配分を意識した練習:自身の実力を把握し、時間内に解答を終える練習を繰り返しましょう。つまずいた問題を飛ばす勇気も必要です。
図表問題への対応力を養う:問題文に含まれる図表を正確に読み取り、適切に解答する力を身につけましょう。
解決の優先順位を意識して分野を強化:特に力学と電磁気は重点的に学習し、波動や熱力学についても基礎を徹底的に押さえておくことが重要です。
【生物】
■ 概要
山形大学医学部の生物試験は、理科2科目を120分で解答する形式で、大問2問構成です。出題分野には偏りがあり、分子生物学や発生が頻出です。次に体内環境、神経、細胞生物学がよく出題されます。難易度はやや易しいから標準レベルで、時間に余裕がある点が特徴です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式が中心で、論述問題や計算問題も含まれます。特に論述問題の出題量が多く、各大問で複数出題されるのが一般的です。また、図表を用いた考察問題も出題されるため、論理的に結論をまとめる力が求められます。
■ 大問数・構成:大問2題
大問は2問で構成されています。 分子生物学に関する問題: 基礎的な問題から分子生物学の計算や考察を求める問題が出題されます。発生や体内環境に関する問題: 発生の流れや体内環境に関する計算問題や図表解析問題が含まれます。
■ 難易度:やや易〜標準
問題の難易度はやや易しいから標準レベルですが、論述問題の量が多く、精密な記述力や論理的思考力が必要です。特に論述問題では、問題文からヒントを読み取る力が得点に差をつけるポイントとなります。
■ 試験時間:120分(理科2科目)(適正)
120分の試験時間は大問2問に対して適切ですが、論述や考察問題には時間を要するため、各大問に30分ずつ配分し、残り時間を見直しに充てる戦略が有効です。
■ 頻出分野:分子生物学、発生
分子生物学、発生が特に頻出します。そのほか、体内環境、神経、細胞生物学の分野がよく出題されるのも特徴です。植物生理学が稀に出題されることはありますが、生態分野からの出題はほとんどありません。これらの分野にしっかりと対応できるよう準備することが重要です。
■ 対策方法
論述問題の練習を重視する:知識問題よりも論述問題が重視されるため、この分野に重点的に取り組みましょう。過去問や問題集を使い、簡潔でわかりやすい解答を書く練習を重ねることが重要です。
図表解析力を養う:図表を正確に読み取り、適切に考察する力を身につけることが必要です。出題の意図を把握し、論理的に説明できるよう練習しましょう。
頻出分野を優先的に学習する:分子生物学や発生の分野を重点的に学習し、そのほかの重要分野についても基礎を固めましょう。植物生理や生態分野は出題頻度が低いため、後回しにしても構いません。
【面接】
■ 試験時間:約5分
山形大学医学部の面接試験では、約10分の個人面接が行われます。
■ 面接人数:受験生1人 ー 面接官2人
受験生1人に対して面接官2人が対面して行われるオーソドックスな個人面接です。
■ 面接形式:個人面接
個人面接が行われます。 対面で行われ、よくあるタイプの個人面接です。 そのため、他の大学の面接対策も含めた標準的な対策をすることが大切です。
■ 頻出質問
- 本学の志望理由は
- 医師になりたい理由は
- 山形への印象は
- どのような医師になりたいか
- 高校生活について
- 筆記試験の出来について
- 医師に必要な条件は
- 浪人生活について
- 地域医療の定義とは
- 協調性はあるか、またそのように思う根拠は
- 友人は多いか、少ないか
- 日本が一番に取り組むべき医療の問題は
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