東北大学医学部ってどんな大学?
大学公式HP
大学公式ホームページはこちらからご確認いただけます。
キャンパス
東北大学医学部のキャンパスは宮城県仙台市にあります。
アクセス
「仙台駅」バス20分 「北四番丁駅」徒歩15分
東北大学医学部医学科のキャンパスはJR仙台駅からバスで20分という立地にあります。
そのほか、市営地下鉄の北四番町駅から徒歩で通学することもできます。 多くの学生が大学近くで下宿していたり、車やバイク、自転車などの交通手段で通学しているようです。
東北大学医学部の入試情報まとめ
概要
宮城県にある日本の国立大学です。 旧帝大のひとつで、全国の医学部の中でもレベルの高い受験生が集まっています。 また、トップクラスの海外協定大学を数多く有する大学のひとつで、海外留学を積極的に支援しています。
配点
英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 社会 | 面接 | 合計 | |
共通テスト | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | ー | 250 |
個別学力試験 | 250 | 250 | 250 | ー | ー | 200 | 950 |
合計配点 | 300 | 300 | 300 | 50 | 50 | 200 | 1200 |
二次試験の配点が約80%であり、二次型です。そのため共通テストで失敗した受験生であってもチャンスが十分にあると言えます。 面接には200点としっかり得点がついており、対策は必須です。 面接で必要以上に失点しないためにもしっかり対策に時間を使うのが良いでしょう。
合格最低点
入学年度 | 合格最低点 | 最低得点率 | 平均点 | 満点 |
2024 | ー | ー | ー | 1200 |
2023 | ー | ー | ー | 1200 |
2022 | ー | ー | 904 | 1200 |
2021 | ー | ー | 917 | 1200 |
2020 | ー | ー | 953 | 1200 |
合格最低点は公表されていません。 しかし旧帝大の医学部であり、偏差値的にも高いレベルでの勝負となるでしょう。 目安として平均点を目標として過去問等に取り組むといいでしょう。
倍率
入学年度 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 |
2024 | 3.8 | 77 | 289 |
2023 | 3.1 | 77 | 237 |
2022 | 3.1 | 77 | 242 |
2021 | 3.2 | 77 | 243 |
2020 | 3.3 | 77 | 252 |
倍率は例年3-4倍の前後を推移しています。 国公立大学医学部の倍率としては平均的です。
その他
偏差値:67.5%
共通テスト得点率:86%
共通テスト最低点:不明
個別学力試験最低点:不明
再受験寛容度:普通
東北大学医学部の傾向と対策
【英語】
■ 概要
東北大学医学部の英語は、試験時間100分で大問4問。長文問題3題と自由英作文1題、和文英訳問題1題が出題されます。問題自体は標準的ですが、設問のバリエーションの多さが大きな特徴です。このため、解答途中に日本語力や思考力を求められる試験です。知識とレベルの高い実力が必要でしょう。
■ 解答形式:記述式
記述問題は和訳や内容説明、語彙の言い換え問題、文絵の並び替え問題、空欄埋め問題が出題されます。また、選択問題や文章の内容一致問題も含まれています。このような多様な問題形式を対策しておくことが重要です。
■ 大問数・構成:大問4題(長文3題、自由英作文1題)
長文問題3題は標準的な難易度の内容説明や和訳問題、選択問題などが出題されます。一方、自由英作文は50–70ワード程度であり、解答を作成するために内容の理解と決められた構文力が重要です。
■ 難易度:標準〜やや高め
標準的な問題が多いですが、設問のバリエーションの多さや和文英訳などの難易度はやや高めです。記述問題は思考力や解釈力が求められるため、深い理解力が必要です。
■ 試験時間:100分(やや短め)
試験時間100分ですが、問題の分野の広さや記述量を考えると、やや短めに感じられます。適切な時間配分を行い、長文問題を30分以内で解くようにしましょう。その他の問題には各20分を割り当てるのが目安です。
■ 頻出分野:特になし
定めた分野はなく、常識的なテーマが多く出題されます。ただし、和文英訳の問題は特に難しいものがあるため、記述力が重要です。また、長文問題の中での指示語をいかに理解し、正確な解釈ができるかが重要です。
■ 対策方法
試験の特徴から、長文問題の記述問題と和文英訳の実力を高めることが重要です。長文については、高難度の文章を用いて自身の解釈力を高める練習を重ねましょう。そして、自由英作文は過去問を使って問題パターンを意識しながら練習していきます。日本語力や決められた構文力を高めるためには、先生などから添削を受けることも充分に考慮しましょう。
【数学】
■ 概要
東北大学医学部の数学試験は、試験時間150分で大問6問構成。難易度は標準からやや難といったレベルで、試験の設問は思考力、論証力を問う問題が多く見られます。設問の進め方や記述量において、個人差により「適切」か「やや少なめ」と感じる人もいると考えられます。数学が得意な人にとって、比較的にアドバンテージを取りやすい入試問題です。
■ 解答形式:記述式
解答形式は全問記述形式です。記述問題は、より高い正確性や論証力を要求されます。試験は大問6題が、2問から4問の誘導小問で構成されており、誘導に流れて解き進められば、無理な難易度には感じない作りになっています。年度により、1題は誘導のない大問が出題される場合もあります。
■ 大問数・構成:大問6題
大問6題の構成で、「数学の思考力を問う」試験となっています。前半の誘導小問は標準的な問題が多く、後半の問題に行くにつれて難易度が上がります。これらの問題は、論証力を使った解答のプロセスを実践できると高得点をとることができるでしょう。「数学」の解法をしっかり理解し、解くことが重要です。
■ 難易度:標準〜やや難
問題は「標準」から「やや難」といった難易度です。全体について解きやすさの配分が意識されている試験で、論証と思考力を問う問題が、実力を明確に反映します。数学が得意な人は、しっかり得点していくことが可能な問題構成です。
■ 試験時間:150分(やや短め)
試験時間150分は、問題の分野の広さとボリュームからするとやや短めに感じるかもしれません。一題当たり20分前後を目安に解くのが理想的です。ある問題に基づいて時間配分を設定し、準備しておきましょう。
■ 頻出分野:微積
「数Ⅲ」の微積と確率が頻出で、小問の中に数列や計算問題が混ざる場合もあります。また、図形的な解釈を要求される問題や複数分野に及ぶ問題も見られます。
■ 対策方法
東北大学の数学実力を高めるには、基本問題を身につけることが優先されます。「青チャート」や「一対一対応」の演習から始め、基本問題を正確に解く力を高めましょう。そして、東北大学や旧帝大、神戸大、千葉大などの過去問にも挑戦しましょう。さらに、数学が得意な人は京都大、一橋大の過去問も確認し、更に高みを目指しましょう。可能な限り過去問を解き、問題構成に馴染を持つことで、解答スピードや答案のケアレスを持つことができるでしょう。
【化学】
■ 概要
東北大学医学部の化学試験は、試験時間150分で理科2科目を含む構成です。大問3題構成で、理論化学が1題、無権化学が1題、有権化学が1題と、常に共通した構成になっています。特に有機化学の構造決定問題は難易度が高く、重要な対策ポイントとなっています。
■ 解答形式:記述式
解答形式は全問記述形式です。大問3題の各題には、小問がいくつか含まれており、解決過程や構造式の作図などを要求されることが多いのが特徴です。内容はシンプルですが、「論証力」と「決断力」が問われる試験と評価できます。
■ 大問数・構成:大問3題(理論1題、無機1題、有機1題)
大問3題で、理論化学が1題、無機化学が1題、有機化学が1題で構成されます。無機化学は知識を試される問題が多く、有機化学の問題は構造決定が主となっています。「Doシリーズ福間の無権化学」などが無機化学学習に有効でしょう。有機は「京大化学 25か年」も効果的です。
■ 難易度:標準〜やや難
問題は「標準」から「やや難」といった難易度です。特に有機化学の構造決定問題は難易度が高く、問題構成や解決手順に慣れておく必要があります。理論化学や無機化学は標準的な問題が多く、実力があればしっかり解決できる問題と評価されます。
■ 試験時間:150分(理科2科目)(やや短め)
試験は理科2科目で150分の構成です。化学に割けられる時間は平均して75分が目安です。問題数と内容を考えると、やや短めに感じるかもしれません。答えられる問題から優先順位に取り組み、時間内に解決できるよう練習しておきましょう。
■ 頻出分野:化学平衡、構造決定
理論化学は化学平衡、無機化学は原子構造の知識、有機化学は構造決定が特に出題されることが多いです。
■ 対策方法:知識と論証力を両立させよう
東北大学医学部の化学には、基本的な知識の要素と、問題を解決する論証力が必要です。無機化学は基本の問題集を完璧し、有機化学の構造決定問題は新演習や高難度の問題集を用いて適御しましょう。理論化学の計算問題は、たくさんの問題に慣れておくと楽です。その上で過去問を超えるスピードで答案力を高め、強い基盤を作っていきましょう。
【物理】
■ 概要
東北大学医学部の物理試験は、試験時間150分で理科2科目を含む構成です。大問3題構成で、力学が1題、電磁気が1題、熱か波動でいずれか1題が出題されます。問題の難易度は標準からやや難で、各大問の前半は解きやすい問題ですが、後半になるほど難易度が高まる構成になっています。
■ 解答形式:記述式
解答形式は全問記述形式です。小問にいたるまで解決過程の記述を要求されるため、解決過程をどう明確に表現するかが重要です。
■ 大問数・構成:大問3題(力学1題、電磁気1題、熱or波動1題)
大問3題で、力学が1題、電磁気が1題、熱か波動のいずれか1題が出題されます。力学と電磁気は毎年出題され、波動と熱は両方が隔年で出題されるのが一般的です。複数分野の融合問題も見られ、統合的な理解が問われることもあります。
■ 難易度:標準〜やや難
問題は「標準」から「やや難」といった難易度です。前半の問題は標準的なので、しっかり得点しましょう。後半の問題は難易度が高く、見たことのない問題や複数の概念を統合して解決する問題もあり、ここで差がつきやすい構成になっています。
■ 試験時間:150分(理科2科目)(やや長め)
試験は理科2科目で150分の構成です。物理に割けられる時間は75分です。試験の難易度や問題の要求を考えると、時間には余裕があると評価できます。しかし、後半の問題に十分な時間を割り当てるために、前半の問題をすみやかに解くことが重要です。
■ 頻出分野:力学、電磁気
力学と電磁気が出題の頻出分野です。熱力学と波動は隔年で出題されるため、両方の分野による完璧な定着が必要です。電磁気は、コンデンサーやコイルシートなどの問題も多く見られるため、基本から定着しておきましょう。
■ 対策方法:基本問題の完璧な練習で強い基盤を作る
東北大学物理の対策には、基本問題を完璧にしておくことが重要です。重要問題集や名門の森などの標準問題集に練習を続けて基本力を高めましょう。そして、標準問題経験の上に、難問系問題集や東大・京大・東工大などの過去問も活用し、問題解決の幅を広げましょう。特に複数分野に及ぶ問題に慣れておくことで、難易度の高い問題に対応できる実力を育てることができるでしょう。
【生物】
■ 概要
東北大学医学部の生物試験は、試験時間150分で理科2科目を含む構成です。大問3問構成で、出題範囲には偏りがあります。特に分子生物、体内環境、代謝が頻出で、その他の分野は満遍なく出題される傾向にあります。植物生理は3年に1回程度出題されることが多いですが、出題頻度は低めです。考察問題が多く、差がつきやすい試験形式となっています。
■ 解答形式:記述式
解答形式は記述式です。問題文をしっかり読み、明確な記述が求められます。実験考察や知識を活用した説明が必要な問題が多く、論理的な回答が重要です。設問によっては資料やグラフの読み取りも求められるため、正確さとスピードが問われます。
■ 大問数・構成:大問3題
大問3問で構成されています。分子生物が1題、体内環境が1題、代謝が1題出題されることが一般的です。植物生理の出題頻度は3年に1回程度と少ないですが、油断は禁物です。これらの分野を中心に幅広い知識が問われる試験内容となっています。
■ 難易度:標準〜やや難
問題の難易度は「標準」から「やや難」といったレベルです。大問の後半では難易度が上がり、複数の概念を統合して解決するような問題も見られます。基礎的な知識をしっかりと押さえた上で、考察力を鍛える必要があります。
■ 試験時間:150分(理科2科目)(やや短め)
試験時間は理科2科目で150分、そのうち生物には約75分が割り当てられます。試験内容を考慮すると、やや時間が短いと感じることもあるでしょう。時間配分を意識し、前半の基本問題を素早く解き、後半の考察問題に時間を割けるよう練習が必要です。
■ 頻出分野:分子生物、体内環境、代謝
分子生物、体内環境、代謝が頻出分野です。また、遺伝や実験考察問題もよく出題されます。植物生理や生態学の分野も時折出題されるため、全範囲を満遍なく学習しておくことが重要です。
■ 対策方法:基礎知識の定着と考察力の強化
標準的な問題集を用いて基礎をしっかり固めた後、考察系問題集や過去問演習に取り組みましょう。特に、実験考察や論述問題に慣れておくことが差をつけるポイントです。また、資料集を活用し、頻出分野については直前に知識を再確認することも効果的です。遺伝問題については重点的に対策を行い、確実に得点できるようにしておきましょう。
【面接】
■ 試験時間:25分
東北大学医学部の面接試験では、25分の個人面接が行われます。
■ 面接人数:受験生5人 ー 面接官5人
受験生5人に対して面接官5人が一つの面接室に入って行われます。
■ 面接形式:個人面接
個人面接が行われます。 しかし面接官5人に対して受験生が5人同時に入室するという特徴があります。 同時に入室していていも、グループ面接のように進むのではなく、ランダムに面接官より個別の質問がされるのでそれに落ち着いて答えれば大丈夫です。 いつ、自分への質問が来るかわからないため他の人の面接の様子もしっかりと聞いておくことが必要です。 面接官5人はそれぞれ違うテーマの質問をしてきます。
■ 頻出質問
- 本学への志望動機
- 医師になりたい理由
- 東北大学の良い点、悪い点、改善点をあげよ
- 東北大学の魅力を伸ばすには
- 小作文のできはどうか
- 小作文のお題で、簡単だったものと難しかったもの
- 人に感謝されたエピソード
- 嫌いな人と共同作業するコツは
- 自分は医師に向いているか
- 気が合わない人とどう接するか
- 部活動について
- ボランティアの経験は
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