群馬大学医学部ってどんな大学?

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キャンパス

〒371-0034 群馬県前橋市昭和町3丁目39−22

群馬大学医学部のキャンパスは群馬県前橋市にあります。


アクセス

「前橋駅」バス15分

群馬大学医学部医学科のキャンパスはJR前橋駅からバスで15分という立地にあります。 大学近くで下宿していたり、車やバイク、自転車などの交通手段で通学している学生も多いようです。



群馬大学医学部の入試情報まとめ

概要

群馬県にある日本の国立大学です。 倫理観の優れた臨床医・研究医の育成に力を入れており、また世界有数の重粒子線医学の拠点を有し、がんの治療に関する研究で多くの実績を重ねています。


配点


英語 数学 理科国語社会 面接 合計
共通テスト 100 100 10010050 450
個別学力試験 150 150 150 450
合計配点 250 250 25010050 900


二次試験の配点が約50%であり、一次型です。そのため共通テストで高得点を取れれば、大きなアドバンテージとなります。 また面接試験には配点がついておらず、段階評価となっています。 小論文がありますが、これは実際には英語の試験です。


合格最低点

入学年度 合格最低点 最低得点率 平均点 満点
2024 636 900
2023 626 900
2022 573 900
2021 630 900
2020 667 900


合格最低点は公表されていません。 目安として平均点の75%を目標として過去問等に取り組むといいでしょう。


倍率

入学年度 倍率 募集人数 志願者数
2024 4.4 65 288
2023 4.1 65 266
2022 4.4 65 284
2021 2.5 65 164
2020 2.6 65 169


倍率は例年4倍の前後を推移しています。 国公立大学医学部の倍率としては平均的です。


その他

偏差値:65


共通テスト得点率:80%


共通テスト最低点:不明


個別学力試験最低点:不明


再受験寛容度:厳しい

群馬大学医学部の傾向と対策


【英語】


■ 概要

群馬大学医学部の英語試験は、長文読解問題が1題という構成です。大問が1題のみですが、試験内容は背景知識や精読力を問うもので、小論文的な要素も含みます。読解量自体は多くないものの、記述量が多く、時間内に解答を終えるには精読のスキルが重要です。主に医療に関連するテーマが出題されることが特徴的です。

 

■ 解答形式:記述式

解答形式は記述式が中心で、主に和訳や内容説明問題が出題されます。自由記述も含まれており、これらは1問あたり約250字程度の回答が求められます。選択式の問題は含まれておらず、小論文や文脈理解の力が重要となります。

 

■ 大問数・構成:大問1題

大問は1題で、問題の構成は以下の通りです。 長文読解問題内容説明問題和訳問題自由記述問題(読み手の意見を求める問題) 問題は全て医療関連のテーマから出題されることが多く、情報解釈能力や精読力が試される構成です。

 

■ 難易度:やや難

難易度は高めです。試験の傾向が年度によって大きく変化しますが、読解量に対して解答量が多く、記述問題にも幅広い対応力が求められます。また、医療系テーマの基礎知識や読解力も問われるため、充実した学習が必要です。

 

■ 試験時間:90分(短め)

試験時間は90分ですが、問題の構成から見て余裕のある設定ではありません。特に精読力を必要とする問題の解答に時間を要します。しかし、出題内容が多岐にわたるため、読解スピードの向上が必須です。


■ 頻出分野:医療関連テーマ、現代問題

・医療関連テーマ

・現代問題(例:終末期医療、コロナウイルス関連、精神問題)

 

■ 対策方法

精読の訓練:読解の中心となるのは精読力です。日常的に化学や生物などの理科ジャンルの長文を通じて精読力を育てましょう。


積極的な過去問演習:学習した内容を活用するために、卒業試験や他大学の過去問を積極的に解いて問題形式に慣れましょう。特に京都大学の英語の過去問が有効です。


試験積み上げの重要性:何度も過去問を解き、次第に準備を整えていきましょう。特に解釈力と文章力を育てるための練習を重ねることが大切です。

 

【数学】


■ 概要

群馬大学医学部の数学試験は、試験時間120分で大問5題構成のオーソドックスな形式です。全体的に標準レベルの問題が中心で、求値問題と論証問題がバランスよく出題されます。市販の標準問題集に類似する問題が多く、基礎力をしっかり身につければ得点が期待できる試験です。

 

■ 解答形式:記述式

解答形式は「記述式」で、各大問は複数の誘導小問から構成されています。答えを導く過程を丁寧に記述することが求められるため、正確でわかりやすい答案を作成することが重要です。誘導が丁寧な問題が多い一方で、独立した難問が含まれる場合もあります。

 

■ 大問数・構成:大問5題

試験は大問5題で構成されています。それぞれの大問は2〜3問の誘導小問で構成されており、数学全範囲から幅広く出題されます。数列、確率、ベクトル、微積分などが頻出ですが、極座標や曲線の長さといった他大学では出題頻度が低い分野にも注意が必要です。

 

■ 難易度:標準

試験の難易度は標準的ですが、計算量が多い問題や場合分けが必要な問題も含まれます。基本的には誘導に沿って解けば解答可能な問題が多いものの、一部では解答方針を考えるのが難しい問題もあります。そのため、得意・不得意によって得点差が大きく出る傾向があります。

 

■ 試験時間:120分(適正)

120分という試験時間は、大問5題を解くには適切な長さです。標準的な問題が多いので、解ける問題を確実に解答し、時間配分を意識することが重要です。特に、誘導がない小問や計算量の多い問題に時間をかけすぎないよう注意しましょう。

 

■ 頻出分野:数列、確率、ベクトル、微積

頻出分野は数列、確率、ベクトル、微積分が挙げられます。また、極座標や曲線の長さ、複素数平面といった分野も出題されることがあります。複数の分野を組み合わせた融合問題が多いため、偏りのない学習が求められます。

 

■ 対策方法:標準問題集で基礎を固め、過去問演習で応用力を磨く

群馬大学医学部の数学試験を攻略するには、まず市販の標準問題集を活用して基礎力を徹底的に固めることが重要です。高校数学の全範囲をまんべんなく学習し、典型的な解法を身につけましょう。その上で、地方国公立大学や下位旧帝大レベルの問題集を活用し、アウトプット練習を積むのが効果的です。過去問演習を通じて群馬大学特有の出題傾向を把握し、時間配分や答案作成の練習を行いましょう。


【化学】


■ 概要

群馬大学医学部の化学試験は、理論化学、無機化学、有機化学、高分子化学の4分野からバランスよく出題されるのが特徴です。試験時間は理科2科目で120分と限られており、化学に割ける時間は約60分です。特に高分子分野の比重が高く、無機化学は頻出テーマに絞った対策が有効です。高得点を狙うためには、時間配分やケアレスミスの防止が鍵となります。

 

■ 解答形式:記述式

解答形式は主に記述式です。計算問題、用語の記述、結果を補充する空所問題など多様な形式が含まれています。途中経過を記述する設問も出題されることがあり、特に字数制限付きの論述問題が年度によって含まれることもあります。過去問を活用し、記述の練習を重ねることが重要です。

 

■ 大問数・構成:大問4題

試験は大問4問構成です。


大問1: 理論化学

大問2: 理論化学と無機化学の融合問題

大問3: 有機化学

大問4: 高分子化学


高分子分野が1問まるごと出題される点が他大学と異なる特徴です。一方で、無機化学は理論化学と融合した形での出題が多いため、優先的に対策を行うべき頻出テーマに絞ることが推奨されます。

 

■ 難易度:やや易〜標準

全体的な難易度はやや易〜標準レベルです。基本的な教科書内容をしっかり押さえていれば十分に対応できますが、年度によっては計算量が多い問題や少し踏み込んだ内容の問題も出題されます。特に計算問題では誘導のない形式も見られるため、普段から自力で解法を導き出す練習が必要です。

 

■ 試験時間:120分(理科2科目)(やや短め)

理科2科目120分という制限時間内で化学に割ける時間は約60分です。この時間内に大問4問を解き切る必要があるため、時間配分が非常に重要です。重めの計算問題や悩ましい設問に時間を取られすぎないよう、解ける問題から優先的に進め、最後に見直しの時間を確保しましょう。


■ 頻出分野:理論化学、無機化学、有機化学、高分子化学

頻出分野は以下の通りです。

理論化学: 計算問題やグラフの読み取り

無機化学: 基本的な反応や性質(頻出テーマのみ)

有機化学: 基本的な反応経路や構造決定

高分子化学: 高分子の合成や性質に関する問題が1題


特に高分子分野は、他大学の対策では軽視されがちですが、群馬大学では大問1題が出題されるため、重点的に学習する必要があります。

 

■ 対策方法

基礎知識を徹底する:教科書レベルの基本事項をしっかり押さえましょう。特に頻出テーマである理論化学の計算問題や高分子の基本事項は確実に理解しておくことが重要です。


過去問演習を重視する:群馬大学の過去問を繰り返し解くことで、出題形式や時間配分に慣れることができます。高分子分野の出題傾向を掴み、他大学とは異なる特徴的な問題にも対応できるようにしましょう。


時間配分の練習:過去問演習では、大問1題あたり15分を目安に解き進める練習を行いましょう。特に計算問題で手が止まる場合は飛ばして、後から戻る勇気を持つことが大切です。


ミス防止の意識を高める:高得点勝負の試験ではケアレスミスが命取りになります。解答後の見直し時間を必ず確保し、計算ミスや記述ミスを防ぎましょう。


群馬大学医学部の化学試験は、時間配分やミス防止、重点分野への効率的な対策が合否を分けるポイントです。これらを意識し、着実に準備を進めましょう。


【物理】


■ 概要

群馬大学医学部の物理は、大問3問構成で力学、電磁気、熱力学または波動が出題されます。問題の難易度は標準レベルで、基礎的な学力をしっかり身につけることで十分対応可能な試験です。ただし、時間に対して問題数が多いため、すべてを解ききることを目指すのではなく、確実に解ける問題を選んで解くことが重要です。

 

■ 解答形式:記述式

解答形式は記述式が中心です。問題文中に空所が設けられ、そこに正解を記入する形式の問題が主流です。そのほか、図表の描画や選択問題も出題されるため、多様な問題形式に慣れておく必要があります。

 

■ 大問数・構成:大問3題

大問は3題構成で、力学1題、電磁気1題、波動または熱力学1題となっています。波動よりも熱力学が出題されることが多いため、熱力学の学習に重点を置くと良いでしょう。

 

■ 難易度:標準

難易度は標準レベルですが、大問の後半に進むにつれて計算が複雑になることがあります。特に文字式で計算する問題も多いため、速度や正確さに慣れておく必要があります。計算ミスを防ぎ、実力を演習で磨くことが重要です。

 

■ 試験時間:120分(理科2科目)(適正)

物理・化学の2科目で合わせて120分のため、物理に割ける時間は実質60分です。このため、大問1題に割ける時間は20分が目安です。前半の容易な問題を確実に解くことが重要です。


■ 頻出分野:力学、電磁気

力学、電磁気は毎年出題され、他に波動または熱力学が出題されます。原子の出題はほとんど見られないため、優先度を低めにしても問題ありません。

 

■ 対策方法

群馬大学物理を攻略するには、標準的な問題集の繰り返しと、過去問による実践が鍵です。 実力を上げるためには、『重要問題集』や『実力アップ問題集』といった標準的な問題集を徹底的に解き、解法を身につけましょう。 過去問は重要な資料であり、問題の構成や時間配分の感覚を養うのに有用です。少なくとも相当回数は解き、次に解く問題の優先順位を素早く判断できるようにしましょう。


【面接】


■ 試験時間:20〜30分

群馬大学医学部の面接試験では、20〜30分の集団面接が行われます。

 

■ 面接人数:受験生3人 ー 面接官3人

受験生3人に対して面接官3人で集団面接が行われます。

 

■ 面接形式:集団面接

集団面接が行われます。 しかし、討論のようなタイプではなく、面接官が1人ずつ質問し、それに対して受験生が答えを述べていく形式です。 答える順番は並び順、挙手制、面接官からの指名制だったりといろいろなパターンがあります。 受験生3人が一度に面接室に入るものの、事実上の個人面接と同じと考えて良いでしょう。

 

■ 頻出質問

  • 医学部志望理由 
  • 本学志望理由
  • 高校時代頑張ったことは何か
  • 好きな本は何か
  • 自分の長所は何か
  • 将来何科になりたいか
  • 臨床と研究はどちらに興味があるか
  • 出身校の紹介
  • 10年後の理想の医師像
  • 医療事故についての意見
  • 最近気になるニュースについて
  • 少子高齢化についての意見